クロノックMCPサーバーでできること
クロノックMCPサーバーをClaudeやChatGPTに登録すると、AIアシスタントから空き時間検索、予約枠設定を使った候補日時作成、予約ページURL・カレンダーの確認ができます。
クロノックMCPサーバーを使うと、ClaudeやChatGPTなどのAIアシスタントから、クロノックに連携したカレンダーを使って空き時間を探せます。
たとえば、AIアシスタントに「来週の平日で60分空いている候補を3つ出して」「この候補日時をメールに貼れる形にして」と頼めます。カレンダーを開いて予定を見比べ、候補日時を手で整える作業を、会話の中で進めやすくなります。
この記事では、クロノックMCPサーバーでできること、ClaudeやChatGPTでの登録方法、どのような場面で便利になるのかを整理します。
クロノックMCPサーバーでできること
クロノックMCPサーバーは、クロノックの日程調整データをAIアシスタントから読み取るための接続口です。
初期バージョンでは、主に次のことができます。
| できること | 何が便利か |
|---|---|
| 空き時間候補を探す | 複数カレンダーを前提に、打ち合わせ候補をすばやく作れる |
| 予約枠から空き時間を探す | 保存済みの参加者、所要時間、前後バッファ、受付時間帯、休日除外を使える |
| 候補日時を文章にする | メールやチャットに貼れる形で候補を整えやすい |
| 連携カレンダーを確認する | どのカレンダーを空き時間判定に使うか確認できる |
| 予約枠を確認する | どの予約ページやミーティング種別を案内するか決め、予約URLも使いやすい |
| ワークスペースを確認する | 複数のチームや事業を使い分けている場合に、対象を選びやすい |
ポイントは、クロノックの予約ページを置き換えることではありません。
予約ページを送るほうが自然な場面では、これまで通り予約ページを使えます。一方で、候補日時を文章で送りたい場面や、AIアシスタントとの会話の中で空きを確認したい場面では、MCPサーバーが便利です。
MCPサーバーの登録方法
クロノックMCPサーバーを使うには、クロノックのアカウント登録とGoogleカレンダー連携が必要です。ただし、有料プランは必須ではありません。
ClaudeやChatGPTのコネクタ設定にクロノックMCPサーバーのURLを登録し、クロノックのOAuth同意画面で許可します。開発者向けの別アカウント登録や、APIキーの発行は不要です。
クロノックのFreeプランでも、Freeプランで利用できる範囲のワークスペース、連携カレンダー、予約枠、空き時間検索はMCPから利用できます。Proプラン専用の機能やプラン上限を超える予約枠は、それぞれのプラン条件に従います。
公開環境のMCPサーバーURLは次の形式です。
https://api.chronock.ai/mcp
Claudeで使う
Claudeでは、カスタムコネクタとしてリモートMCPサーバーを追加できます。Claudeの公式ヘルプでは、Freeプラン、Proプラン、Max、Team、Enterpriseプランでカスタムコネクタを利用でき、Freeプランでは1つのカスタムコネクタに制限されると説明されています。
個人プランでの基本的な流れは次のとおりです。
- Claudeで
Customize > Connectorsを開く +ボタンからAdd custom connectorを選ぶ- コネクタ名とクロノックMCPサーバーURLを入力する
Addを押し、表示される接続フローに従ってクロノックで許可する- チャット画面の
+ボタンからConnectorsを開き、クロノックを有効にする
TeamやEnterpriseプランでは、先にOwnerまたはPrimary Ownerが組織のコネクタ設定でカスタムコネクタを追加し、その後メンバーが個別に接続します。
詳しい手順は、Claude公式ヘルプのUse connectors to extend Claude’s capabilitiesとGet started with custom connectors using remote MCPを確認してください。
ChatGPTで使う
ChatGPTでは、開発者モードまたはワークスペースの設定でカスタムMCPアプリを作成できる環境で、クロノックMCPサーバーを登録します。利用できる範囲は、ChatGPTのプラン、ワークスペース設定、管理者ポリシーによって変わります。
OpenAIのApps SDKドキュメントでは、ChatGPTにMCPサーバーを接続する基本手順として次の流れが案内されています。
- ChatGPTの
Settings > Apps & Connectors > Advanced settingsでdeveloper modeを有効にする Settings > Connectors > Createを開く- コネクタ名、説明、クロノックMCPサーバーURLを入力する
- 作成後、表示されるツール一覧を確認する
- 新しいチャットで
+ボタンからコネクタを選び、会話で使う
クロノックMCPサーバーはHTTPSで公開されるリモートMCPサーバーなので、ローカルサーバー用のトンネル設定は不要です。もしChatGPT側に Create ボタンやコネクタ設定が表示されない場合は、プランやワークスペースの管理設定でカスタムMCPアプリが有効になっているかを確認してください。
詳しい手順は、OpenAI公式ドキュメントのConnect from ChatGPTと、OpenAI Help CenterのDeveloper mode and MCP apps in ChatGPTを確認してください。
使い始めるときの認可
ClaudeやChatGPTからクロノックMCPサーバーへ接続すると、クロノックのOAuth同意画面が表示されます。
同意画面では、接続しようとしているクライアントIDと、要求されている権限を確認できます。許可すると、MCPクライアントは発行されたトークンを使ってクロノックMCPサーバーにアクセスします。
クロノックMCPサーバーでは、ツールごとに権限が分かれています。
| 権限 | 何に使うか |
|---|---|
workspaces:read |
ワークスペース一覧の取得 |
calendars:read |
連携カレンダー一覧の取得 |
slots:read |
予約枠一覧の取得 |
availability:read |
空き時間候補の検索 |
ツールの実行は、トークンを発行したユーザーとして扱われます。指定されたワークスペースにそのユーザーが所属していない場合、クロノックはアクセスを許可しません。
候補日時づくりが速くなる
日程調整では、いつも予約リンクを送るのが最適とは限りません。
相手との関係性や文脈によっては、「以下のいずれかでいかがでしょうか」と候補日時をメールに書いたほうが自然な場合があります。採用、営業、顧客対応、業務委託先との調整では、予約リンクより候補日時のほうが丁寧に見える場面もあります。
クロノックMCPサーバーの find_available_times は、連携カレンダーの予定をもとに空き時間候補を探します。
指定できる主な条件は、次のとおりです。
| 条件 | 例 |
|---|---|
| 検索期間 | 2026-07-13から2026-07-17まで |
| 予約枠 | 「マーケティングチーム」の予約枠設定を使う |
| 所要時間 | 30分、45分、60分 |
| 時間帯 | 平日10:00-17:00 |
| タイムゾーン | Asia/Tokyo、America/Los_Angeles |
| 候補数 | 1日あたり最大3件、合計3日分 |
| 前後バッファ | 前後15分ずつ空ける |
予約枠IDを指定した場合は、手入力の所要時間やカレンダー一覧ではなく、その予約枠に保存されている設定を使います。参加者カレンダー、所要時間、週ごとの受付時間帯、前後バッファ、休日除外カレンダーがそのまま空き時間判定に反映されます。
結果には、候補日時の一覧だけでなく、貼り付け用の整形済みテキストも含まれます。
たとえば、AIアシスタントに次のように頼めます。
来週の平日10時から17時の間で、45分の候補を3つ探して。日本語のメールに貼れる形にして。
予約枠を使う場合は、次のように頼めます。
マーケティングチームの予約枠を使って、来週空き時間があるか確認して。
カレンダーの空きを探すところから、相手に送る文面の下書きまでを、同じ会話の流れで進められます。
複数カレンダーを見比べる手間を減らせる
仕事用、個人用、副業用、プロジェクト用など、予定が複数のGoogleカレンダーに分かれていると、空き時間の確認は面倒になります。
1つのカレンダーだけ空いていても、別のカレンダーに予定が入っていれば、その時間は使えません。手作業で見比べると、予定の見落としやダブルブッキングが起きやすくなります。
クロノックMCPサーバーの空き時間検索は、明示したカレンダー、またはクロノックに連携済みのカレンダーを使って候補を探します。
そのため、AIアシスタントに「仕事用と個人用のカレンダーを前提に空きを見て」と頼みやすくなります。フリーランス、コンサルタント、副業をしている人、小規模チームで複数人の予定を扱う人に向いています。
予定の詳細を渡さずに空き時間だけ使える
AIアシスタントにカレンダーを扱わせるとき、気になるのは予定の中身です。
クロノックMCPサーバーの空き時間検索が返すのは、候補日時です。カレンダー予定のタイトルや説明を返すためのツールではありません。
たとえば、個人予定、通院、家族の予定、副業の予定が入っていても、MCPクライアントに渡るのは「その時間は空いていない」という判定に基づく候補結果です。予定の詳細を見せずに日程調整したい場面では、この違いが重要です。
予約枠やカレンダーを会話の中で確認できる
クロノックMCPサーバーは、空き時間検索だけではありません。
ワークスペース、連携カレンダー、予約枠も読み取れます。
| 読み取れる情報 | 便利な場面 |
|---|---|
| ワークスペース | 複数のチームや事業をクロノックで管理しているとき |
| 連携カレンダー | どのカレンダーを空き時間判定に使うか決めたいとき |
| 予約枠 | どの予約ページやミーティング種別を案内するか迷うとき、予約URLを確認したいとき |
たとえば、AIアシスタントに「このワークスペースにある30分相談の予約枠を確認して。使う予約URLも見せて」と頼めます。
予約枠の一覧には、予約ページURL、タイトル、所要時間、タイムゾーン、有効状態、前後バッファ、受付時間帯、参加者名などが含まれます。AIアシスタントが適切な予約枠を見つけたら、その予約枠IDを find_available_times に渡して、保存済みの空き時間ルールで候補を探せます。予約ページを送る前に、どの枠を使えばよいか、実際に空きがあるかを確認し、そのまま相手に送るURLを扱いやすくなります。
読み取り専用から始められる
初期バージョンのクロノックMCPサーバーは、読み取り中心です。
MCPクライアントから予約を作成したり、予約枠を編集したり、カレンダー連携を変更したりする機能は含まれていません。
これは制限でもありますが、最初に使う入口としては扱いやすい設計です。AIアシスタントに任せる範囲を、まずは「確認する」「候補を出す」「貼り付け用に整える」ことに絞れます。
初期バージョンでできることは次のとおりです。
- 連携カレンダーまたは保存済み予約枠から空いている時間を探す
- 候補日時のテキストを作る
- どのカレンダーが連携されているか確認する
- どの予約枠が使えるか、予約URLと一緒に確認する
一方で、次の作業は初期バージョンではできません。
- 予約を作成する
- 予約枠を作成・編集・削除する
- カレンダー連携を追加・削除する
- 発行済みMCPトークンをアプリ画面で一覧・取り消しする
予約作成のような書き込み操作には、確認画面、誤操作防止、重複実行を避ける設計、書き込み専用の権限管理が必要です。そのため、最初のバージョンでは読み取りに絞っています。
まとめ
クロノックMCPサーバーで便利になるのは、日程調整の「確認」と「候補づくり」です。
ClaudeやChatGPTにクロノックMCPサーバーを登録すると、AIアシスタントから空き時間を探し、保存済み予約枠の設定で候補日時を作り、予約URL付きで予約枠や連携カレンダーを確認できます。
初期バージョンは読み取り専用です。だからこそ、まずは空き時間確認、候補日時の生成、予約枠や予約ページの確認といった、日程調整の前段階からAIアシスタントに任せやすくなります。


