Googleカレンダーの予約スケジュールで祝日を予約枠から除外する方法
Googleカレンダーの日程調整機能「予約スケジュール」は、祝日を自動では予約不可にしてくれません。1日ずつ除外する公式の設定と、祝日ブロック用カレンダーを作って一括で除外するテクニックを解説します。
Googleカレンダーの「予約スケジュール」は、Googleアカウントがあれば使える日程調整機能です。予約ページのリンクを共有すれば、相手は空いている枠を選ぶだけで予定を確定できます。
ただ、実際に運用してみると多くの人がつまずくポイントがあります。祝日にも予約が入ってしまうのです。「日本の祝日」カレンダーを表示しているのに、予約ページでは祝日が普通に予約可能なまま——。この記事では、その理由と対処法を紹介します。
なぜ祝日が予約枠に表示されてしまうのか
予約スケジュールの空き枠は「月〜金の10:00〜17:00」のように、曜日ベースの繰り返しで決まります。ここに祝日という概念はありません。
「日本の祝日」カレンダーを表示していても、予約はブロックされません。理由は次のとおりです。
- 予約スケジュールがブロックするのは、空き情報の確認対象カレンダーにある「予定あり(Busy)」の予定だけ
- 祝日カレンダーの予定は情報表示用の終日予定で、「予定なし(Free)」として扱われる
- そもそもGoogle提供の祝日カレンダーは、空き情報の確認対象として選択できない
そのため、祝日でも通常どおり予約枠が表示され、気づかないうちに祝日の商談や面談が確定してしまうことがあります。
裏を返せば、祝日に「予定あり」の予定さえ入っていれば、予約はブロックできるということです。これが後述するテクニックの原理になります。
方法1: 「特定の日付の空き時間を変更」で1日ずつ除外する
まずはGoogleカレンダー公式の設定です。予約スケジュールには、特定の日付だけ空き時間を上書きする機能があります。
- Googleカレンダーで対象の予約スケジュールの予定を開き、編集(鉛筆アイコン)をクリック
- 繰り返しの空き時間設定の下にある「特定の日付の空き時間を変更」をクリック
- 除外したい祝日の日付を選択し、「終日予約不可」を選択して保存
詳細はGoogle公式ヘルプ「予約スケジュールの空き時間を更新する」も参照してください。
直近の祝日を数日ぶんだけ塞ぎたい場合は、これで十分です。ただし設定は予約スケジュール単位・日付単位です。予約ページが複数ある場合はそれぞれに設定が必要で、祝日が自動で追加されることもないため、年間十数日ある祝日を毎年手で登録し続けることになります。
方法2: 「祝日ブロック用カレンダー」を作って一括で除外する
年間の祝日をまとめて塞ぎたい場合は、少し工夫が必要です。考え方はシンプルです。
- すべての祝日が「予定あり」の予定で埋まったカレンダーを1つ作る
- そのカレンダーを、予約スケジュールの空き情報の確認対象に加える
こうしておけば、そのカレンダーを参照するすべての予約スケジュールで、祝日が自動的に予約不可になります。手順を順に見ていきましょう。
Step 1. 祝日データを入手する
Googleが公開している「日本の祝日」カレンダーのiCalファイルを利用するのが手軽です。次のURLをブラウザで開くと basic.ics がダウンロードできます。
https://calendar.google.com/calendar/ical/ja.japanese%23holiday%40group.v.calendar.google.com/public/basic.ics
公的なマスタデータで管理したい場合は、内閣府が公開している「国民の祝日について」のCSVファイルを元にする方法もあります(その場合は、Googleカレンダーがインポートできる形式への変換が必要です)。
Step 2. 「予定あり」になるようにデータを加工する
ここが最大のポイントです。ダウンロードした .ics をそのままインポートすると、祝日は「予定なし」の予定として取り込まれてしまい、予約をブロックしてくれません。
テキストエディタで .ics ファイルを開き、TRANSP:TRANSPARENT をすべて TRANSP:OPAQUE に置換して保存してください。これで「予定あり」としてインポートされるようになります。
あわせて、七夕や大晦日など祝日ではない行事が含まれている場合は、その予定のブロック(BEGIN:VEVENT 〜 END:VEVENT)を削除しておきましょう。
Step 3. ブロック用カレンダーを作成してインポートする
- Googleカレンダーの「他のカレンダー」横の「+」から「新しいカレンダーを作成」を選び、「祝日ブロック」などの名前で作成する
- 設定の「インポート/エクスポート」→「インポート」で、加工した
.icsファイルとインポート先の「祝日ブロック」カレンダーを指定して取り込む
インポートが終わったら、祝日の予定をどれか1つ開いて「予定あり」になっていることを確認してください。
Step 4. 予約スケジュールの空き情報の確認対象に加える
予約スケジュールの編集画面を開き、「カレンダーで空き情報を確認する」の欄で「祝日ブロック」カレンダーを追加すれば完了です。以後、祝日の枠は予約ページに表示されなくなります。
この方法の注意点
- 複数カレンダーでの空き情報の確認は有料機能です。 Google Workspace の有料プランや Google One プレミアムなどのサブスクリプションが必要で、無料の個人アカウントでは利用できません(プレミアム機能の比較 - Google公式ヘルプ)。無料アカウントの場合は、加工した祝日データをメインカレンダーに直接インポートすれば同じ効果が得られます。ただし、後から取り消したくなった場合は予定を1件ずつ削除することになります
- 配布されているデータに含まれるのは数年先までの祝日です。期間が切れる前に、再度インポートが必要です
- 祝日は法改正などで変更されることがあります。変更があった場合は、最新のデータで取り込み直してください
祝日ブロックが「標準機能」の日程調整・カレンダー同期ツールという選択肢
ここまで見てきたとおり、Googleカレンダーだけで祝日を除外しようとすると、1日ずつ手で塞ぐか、祝日データの入手・加工・インポート・年次更新という下ごしらえを続けるか、いずれにしても運用の手間が残ります。
日程調整・カレンダー同期ツール「クロノック」には、祝日ブロック機能が標準で備わっています。予約枠の設定で祝日ブロックを有効にするだけで、祝日が自動的に予約枠から除外されます。祝日データの用意も、毎年のメンテナンスも必要ありません(現在は日本の祝日に対応しています)。
複数のGoogleカレンダーを横断した空き時間判定とあわせて、無料プランから利用できます。ダブルブッキングを防ぐカレンダー間の予定同期は、Freeプランでも単方向・「予定ありのみ」のルールを1件から使えます(複数のルールや双方向の同期はProプラン)。祝日運用の手間をなくしたい方は、ぜひ一度お試しください。


